2018年01月22日

「水の声」♪藤田明美です

相田みつを 今日の言葉   
 「その時の出逢いが
    人生を根底から変えることがある
              よき出逢いを」✨

                       
それでは早速タイトルのお話です。
昨年秋に私に送ってくださった1冊の本・・・
短歌の歌集「水の声」

著者は江坂美知子さん

         IMG_2485.JPG
              帯文 神戸松蔭女子学院大学名誉教授
                 片岡利博先生

              出版社 角川書店

江坂美知子さんは
現在、二度脳梗塞で倒れられただんな様の介護と
お姑さまの介護をされ、週1回京都で短歌、古典などの
文化教室の講師をされているそうです。

この方は姉が働いていた塾の講師仲間で
今も「おばあ会」という3人の昔の乙女たちのおしゃべり会
で姉と親しくしてもらっています

私は江坂さんの1冊目の歌集
「やすらひ祭」の出版記念パーティの司会を
させていただいたご縁から
年賀状だけやりとりをしてもらっていました

あれから14年・・・

本を読むと眠くなる体質の私、
読ませていただかねばと思いつつ年が明け、
やっと「水の声」の歌集を開きました。
表現が美し過ぎてやっぱり私には難しい・・・
読んでいると読めない漢字や文語の仮名遣いもありました。
でも調べて止まると進まないと思い、
自分で勝手に解釈していくうちになんかほっとした歌が出てきました。

「夜の教室」という章で
    定期代失くして沈むツッパリの 
        十七歳も「オカンはヤバイ」
「プッ!」と思わず笑ってしまって、勢いがつき
読み方は今まで通りですが最後まで読ませてもらった後、
お電話しました。

「正直に色んなことを歌にされていて、
『そうそう』と共感できました。
でも私みたいな読み方しても大丈夫ですか?」
と尋ねましたら

「本は自分の手を離れた時点で読者のものなので
自由に読んでいただいていいんですよ。
文語体は千年以上も前から使われていた古語が、
優しくて美しいと思うので使っています。
口語体で短歌を作られる方もいらっしゃいますよ」
との事でした。

そして「私の心に残った歌」を伝えました。
一部だけご紹介します。
長い入院生活からだんな様が鬱になられた時の辛い歌もありました。
    あらかじめ待つ哀しみのあるを知る
        老い病む夫と生くるこの世に

今日放送で読ませていただいときは「夫」を「つま」と読みました。
漢字では「夫」「妻」とわかりますが
短歌では読むと同じ「つま」になるそうです👂

面白い歌もひと〜つ。
    妻よりもやさしき声の給湯器に
       返事などして夫は湯に入る
ご主人が給湯器の音声に「はーい」と大きな声で返事をしながら、
お風呂にはいられた時の歌だそうです

「夫婦愛」を感じた歌では
    リハビリの靴履かせむと屈む背を
         夫なでくれぬ不自由の掌に
だんな様が背中を撫でてくれた時の歌との事でした

こんな歌もありました。
    木刀を介護ベッドに忍ばせて
        「君守らむ」と夫の胸張る
不自由な体であっても何かあった時は「僕が守る」という
奥様への「愛」を感じますね

お姑さまからの「愛」も受け取っておられました。
  干し物を終へて冷たき我の手を
        両手に包む認知症の姑

    その光景が目に浮かび涙がでました。

「自宅介護」の章での「歌」。
  ひとつ家に介護する者される者
      かたみに異なる悲しみのあり
これも正直なお気持ちですよね。

江坂さんに
「一つだけこの本の中から作品を選ぶとしたら?」と尋ねましたら
タイトルにもなっている「水の声」が入った
   しばらくを分れ流るるふた川の
        呼び合ふ水と水の声のす
でした。
      意味を教えていただいて私も感動!!
だんな様が1回目の入院をされ、初めて一人になった時、
目の前を流れる川に、
まぬがれがたい人の運命を重ねながら、
お互いに「必ず又一緒に生きて行こう」
と強く思い作られた歌だそうです

「介護は『きれいごと』だけでは頑張れませんが、
思いを短歌に込め、色んな人に出逢い支えられ
前に進むことができています。
感謝しかありません」

との事。

とても元気なそのお声に私もはげまされました

それでは来週の月曜日までお元気で〜
posted by FM-HANAKO at 21:11| 大阪 ☔| Comment(6) | しあわせ歌BOX | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
短歌というのは 歌った人の気持ちがわかりやすいですね。紹介いただいた歌にじーんとするのもありました。介護されているご苦労や優しいお気持ちが表現されていますね。
給湯器のにはちょっと笑ってしまいした。数日前に給湯器を入れ替えたんですが新しいのが喋ったんです。で、返事をした私がいましたので(笑)
ただ、その気持ちで短歌は生まれませんが・・・💦
素敵な短歌をいくつか知れて嬉しかったです。
Posted by ななママ at 2018年01月23日 09:08
白抜きハートマークは、旦那持ってます。
実家の父は、寂しいんです.
伊根の父従兄が,91歳にて旅立ちました。
田舎帰れば座椅子に座って,テレビを見てお茶を飲んでた。
紅葉のことは、学校に伝えました。
膝が思わしくないです。痛み止めをのんでます。
ゆっくり歩かせてます。
寝たっきりには、させへん。
子たちと会うのも薬です。
Posted by とん太 at 2018年01月24日 20:17
はい!明美さん!こんばんわ(^^)よき出逢いを夢見て♪先日はリアルタイムでハナコ聴いてましたよ(^^)いつも元気な声に励まされてます!綺麗ごとでは済ませれない介護!私も10年前に両親を介護して同じ年に二人とも見送りました。長患いせず介護疲れもなく子孝行してもらったね!と看護師さんに云われました。親孝行に勝る子孝行!素晴らしい短歌をありがとうございました。感謝感謝ですね♪今夜もお疲れ様でした(^^)
Posted by 喜美子 at 2018年01月25日 01:27
☆ななママさんへ
江坂さんの短歌
同じように感じていただけて
なんか嬉しいです!!

ななママさんも
給湯器に返事しましたかあ(笑)
私もです
お風呂のお湯をはる時
「お風呂の栓をしましたか?」と言われ
「しましたあ」と返事しました(^.^)/

もちろん!私もこの給湯器とのやりとりで
短歌など生まれませんでした^^;

☆とん太さんへ
「白抜きハートマーク」を見せて
見た目にわからなくても
旦那さま助けてもらえた事はありますか?
もっともっと
これらのマークを周知してもらって
誰もが
過ごしやすい社会になればいいですね〜

実家のお父さまにとって
いとこさんの存在大きかったのでしょうね
どうか支えてあげてください。

愛犬もみじちゃん!
大変そうですけど
「生きがい」もええ薬ですものね
とん太さんがついてたら大丈夫!!
お大事に・・・

☆喜美子さんへ
こんばんは^^
喜美子さんは
これからも素敵な出逢いを
いっぱいされることでしょう(*^^*)

番組への
メッセージリクエストもありがとうございました
雨でテニス行けなかってお気の毒でしたが
私は参加してもらえてラッキーでした(*^^)v

いくら短い介護だったとはいえ
同じ年にご両親を見送られたとの事、
大変だったとお察しします。
私の父が病気になった時
ちょうど「介護保険制度」がスタートして
ヘルパーさんはじめ
色んな事で助けていただき私たち姉妹
今でも感謝しています。

今介護をされている方は
とにかく一人で頑張りすぎないで
「助けてください」という声を出しましょう
と言ってあげたいですね〜

「素晴らしい短歌」
江坂さんにお伝えしますね。
ありがとうございました<m(__)m>

いつも優しいお言葉ありがとうございます(*^▽^*)
Posted by 藤田明美です♪ at 2018年01月25日 21:09
私もこの詩ステキでした。水の音も好きです。最近寒くなってるので気をつけて下さい。
明美さんはエレベーター乗ろうとしたら乗れなかったこと・お手洗い入ろうとしたら目の前の人に入られたこと・自転車乗ってるときに段差で転倒したことありますか?
Posted by かずみ at 2018年01月27日 13:51
☆かずみちゃんへ
かずみちゃんからも
「江坂さんの短歌好き」と言ってもらえて
嬉しいです(*^▽^*)

今回の残念話もすべて経験あり(涙)
お手洗いの横入りされた経験は
ずっとずっと昔の話ですけどね〜
Posted by 藤田明美です♪ at 2018年01月29日 21:31
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。